暮らすがえジャーナル

暮らすがえジャーナル

二人にとっての心地よい暮らしをつくるとは。新婚夫婦の暮らすがえ。

こんにちは暮らすがえジャーナルです。

今回は、一人暮らしをしていたヘイアンメンバーのオハナシの続き。
前回の取材から約半年後、結婚して新たに引っ越した新居を取材しました。
新居で夫と二人で心地の良い暮らしが作れるか不安だと結婚前に語っていたSさん、実際の暮らしはどうなったのか、お話をうかがいました。

Sさん

平安伸銅工業のメンバー。24年の年明けに結婚。旦那さんが元々住んでいた一軒家にお引越し。
※2024年春取材

――明るくて素敵なリビングです。

ありがとうございます。元々暗い色のカーテンだったのですが、広く見せたくて明るい配色にしました。

――キッチンのカウンター収納も素敵ですね。

これ、実は結婚前に元々夫が作っていたんです。
初めて会った時「ラブリコを作っている会社で働いています。」って自己紹介したら「ラブリコ家で使ってます!」と言ってくれて。

――そうだったんですか!ラブリコが縁になったんですね!

どうなんでしょうね(笑)
この棚は、私が引っ越してから装飾のグリーンを増やしました。
夫がお酒好きでここをバーみたいにしたいと言ったので、サーバーも買い足してちょっとしたアルコールスペースにしています。

カウンターに設置されたアルコールスペース、旦那さんの好きなお酒が並ぶ

――すごく素敵です、あ、反対側にあるのは前の家にも居た猫ちゃんの花瓶ですね!

カウンターの反対側には以前の自宅でも飾られていた猫の花瓶が

引っ越し前の自宅では階段下スペースの脇に飾られていた

はい、今の家でも使っています。前の家ほど雑貨は置いていないですが、さりげなく所々に飾ってます。そういえば”神棚”も二人で作ったんです。

――前のご自宅で作られていた推し活用の棚ですか?

夫が東京五輪の時、地元で聖火ランナーを務めたのですが、そのトーチやタスキを仕舞ったままにしていて。
勿体ないから飾った方がいいよ!と丁度良い飾り棚を探して、二人で飾り付けしました。

一段目が二人の思い出の品、二段目が私の好きなアーティストのグッズ、三段目が夫の思い出の品です。

テレビ台の横、飾り棚の中には二人の思い出の品が

――リビングでくつろぎながら思い出の品を眺められるのはいいですね。

残りの推しグッズは私のワークスペースにさらに大きな棚を買って飾っています。

Sさんのワークスペース
前よりも大きくなった棚の中には変わらずSさんの大好きなものが詰め込まれている

――推し活が進化していますね!
引っ越しの時に感じたことはありましたか。

そうですね、私、自分の会社の製品を好きで使っていてよかったと思いました。
前の家でも使っていたDRAW A LINE(ドローアライン)ですが、リビング、玄関、洗面所…場所や使い方が変わっても、幅も取らないし長さを合わせられるので引っ越してすぐに使えたのは嬉しかったです。

リビングでは植物を飾るために使っています。
前までは狭いスペースを有効に使うために使っていたので、植物を飾るためだけなんて、なんだか贅沢な使い方だなと思っちゃうのですが、好きなグリーンをおしゃれに飾ることができているのでお気に入りです。

リビングに飾られた観葉植物

洗面所、玄関にも以前の自宅で使用されていたドローアラインが。

――前のご自宅で使われていたものが場所を変えても役立っていますね。以前、新居を自分にとっても旦那さんにとっても心地よい場所にできるか不安とおっしゃっていましたがどうでしたか?

結果的に、夫はそこまでインテリアに興味がなかったので、私の意見を優先してくれました。
そこはありがたかったですね。物を作るのが好きみたいで、ラブリコの棚をさらに加工したりキッチンの棚を作ったりするのは一緒に考えて作業してくれたのでそれも嬉しかったです。

――素敵な旦那さんですね。

もちろん全くモメなかった訳ではないですよ。
夫はインテリアにこだわりがないけれど、きれいに整理整頓しておきたいタイプだったんです。

例えば、リビングのテレビ台。
私と夫どちらが持っているものをリビングに置くか、という話になったことがありました。
私は、配色を考えると私の家で使っていたテレビ台を使いたかったのですが、夫は自分で配線をきっちり整えたものを変えたくないから、それまで使っていたテレビ台から変えたくないと。

何でもいいよと言ってくれていた夫だったので、そこにこだわりがあったんだとびっくりしました。
結局話し合って、私が持ってきたテレビ台を使って、配線をやり直してもらうことになりましたが、そうやってお互いの価値観をすり合わせていくことが人と一緒に暮らしを作っていくことなんだなって改めて思いました。

何が譲れないのか、どんなことにもやもやするのか。
家事の分担から、掃除の仕方、カーテンタッセルの留め方まで。今でも生活をしていく中で「これがもやもやするんだけど。」と話し合うことがあります。

でも、それが大事なんだなと思います。
誰かと一緒に住むと、なんでも自分の好き勝手にはできません。ライフスタイルだって変わります。
喧嘩じゃなくて、どうやって二人で心地よく暮らしていくか、そのために会話を重ねていくことが大切なんだなと。

――お二人で会話を重ねながら、居心地のよい暮らしを作っていってるんですね。これからどうしていきたいなどありますか

実は今、新婚旅行や結婚式だったりの準備に追われてバタバタしていて、寝室などは片付いていないので、そこはいつか整えたいなと思っています。

後は、夫の趣味の自転車を置いている部屋があるのですが、そこもお気に入りの場所になってもらえるようにもう少し整えられたらと。今は半分物置になってしまっているので。
これからも二人で話し合って、ゆっくり私たちらしい暮らしを作っていきたいですね。

編集後記

前回訪れたご自宅よりリビングの小物は少し減り、全体的に落ち着いた印象を受けたSさんの新たなお部屋。
引っ越し前に不安を語っていたSさんでしたが、変化した今の暮らしもとても楽しんでいるように見えました。

誰かと暮らしを作る、ということは、なんでも自分の思い通りにはならないということでもある。
インテリア、生活導線、家事の仕方や朝起きる時間に、余暇の過ごし方
それらを少しずつ会話して、価値観を共有していくことで、二人だけのとっておきの暮らしが出来上がっていくのだなと改めて思いました。

そして、そんな変化にも寄り添える平安でありたいと改めて。


さあ、暮らすがえ。

今回の新居のインターホンの上にも、羊の人形は変わらずにいました。なんだか少し嬉しい。