“生きている遺跡”で見つけた「暮らすがえ」の始まり
「暮らすがえ」とは、ライフステージや家族の成長、季節や気持ちの変化に合わせて、暮らしに自ら手を加え、ありたい「私らしい暮らし」を実現していくことをいいます。
じゃあ、「暮らすがえ」の始まりっていつなんだろう?
「暮らすがえ」は、私たちがつくりだした言葉。
「でも、もしかして『暮らすがえ』の行為自体はずっと前からあったんじゃない?」
そんな疑問が、編集部で持ち上がりました。
「人類が初めて暮らしに手を加え始めたのっていつ??」
「縄文時代とか?定住が始まったって学校でも習うよね。」
「収納の概念も、もしかしてこの時代には生まれていたのかな?」
そんな話し合いの末、みつけたのが山梨県北杜市にある、梅之木遺跡公園。
なんと、縄文時代の竪穴住居を当時の素材と技術で復元しており、実際に寝泊りしながらその生活が体験できるらしい。
ここにいけば縄文時代の人々の暮らしがわかるかもしれない!
私たちは現地に行き、梅之木遺跡の発掘調査・復元作業に従事され、今も案内役を務める佐野隆さんにお話をお伺いしました。
実際に生活体験をしながら復元していった遺跡の中に「暮らすがえ」の始まりは、果たして見つかるのでしょうか。